2017年01月27日

よけいなことかもしれないが

これからの官庁がなすべきことは、
予算をつかいきることではない。
予算をいかにあまらせるか。
次年度へどれだけくりこせるか。
予算のよりおおくをあまらせた部署ならびにその長(おさ)こそを、
有能として評価する。
このかたちにかえるべきではなかろうか。

これからの大学における学究。
たとえば経済学。
教科書化をうたがいもしない学問と化した。
経済は日々、
いきているにもかかわらず!
経済学の解釈学になりはてた。
それもU.S.A.仕込みである。
この学問をいきた学問たるべく蘇生再興するにはどうするか。

たとえば北千住にはふるい家屋がならぶ。
震災がきて、
火災がおこれば、
まちがいなく延焼し、
じんだいな被害をだすことはまちがいない。
その地域を震災につよい町にはできなくとも、
震災からの損害をよりすくなく、
くいとどまらせるのか。
この可能性。
その指針。

私有財産がからむであろうし、
さまざまな問題をはらむ。
経済学をもし経世済民の学問であるとするならば、
それをさぐらぬ手はなかろう。
法律の知識も建築の知識もひつようになろう。
その学際をになう。
苦言の提出。
学問が堂々とできる課題である。
これこそが経済学ではあるまいか。
posted by 細野不巡 at 21:58| ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする