2019年03月10日

花粉症は公害

東京にきていらい、春になると、きまって風邪のような症状に悩まされた。
微熱、
鼻の粘膜は血にそまり、
目はかゆく、
鼻づまりはいかんともしがたかった。
医者は、風邪くすりで応対する。
が、いっこうにきかない。

それもそのはず。
花粉症だとわかったのは何年まえのことだろう。
アレルギー症状だという。

で、さいきんは花粉症の症状を緩和する商品がいっきにふえた。
それはそれでいいのだが、根本である花粉をどうにかせねばならぬこと、それがすっぽりぬけおちている。

花粉症は公害である。
もとから断たなければならない性質のものである。
この邦の林業政策の失態にほかならない。

対応策としてでているのは、
花粉のすくない杉を植える、とかいうが、微々たるものでしかない。

公害である。
杉じたい伐採しなければならないことは自明である。
にもかかわらず、伐採とその産業効果は語られない。
伐採にともなうあたらしい森の創生すら俎上にあがらない。

花粉症は杉がなくならないかぎりなくならない。
もしくは症状をもつひとがなくなるか。

いいや、ほかに方法がある。
ならば、ぜひ、ぜひ、おしえを乞いたいものである。
posted by 細野不巡 at 18:16| ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする