2021年06月11日

政治とは税金のつかいかた、つかわれかた

自転車にのり、
ゆっくり走っていると、
歩道のうえの黄色いブロックに車輪をとられることがある。

点字ブロックといって、正式名称を「視覚障害者誘導用ブロック」という。
視覚障害者が足裏の触感覚で認識できるよう、突起を表面につけたもので、
視覚障害者を安全に誘導するために地面や床面に敷設されているブロック(プレート)である。

わたくしはその線状ブロックのうえを視聴障害者のかたが歩いているのをみない。
駅の警告ブロック(点状ブロック)を歩いているかたはみる。
が、ひとのあつまるところではなく、ひとけのまばらなところである。

日本視覚障害者団体連合はつまずいたり、
すべったり、
不便さについて述べている。
繁華街など、そのうえに自転車をとめる無意識なひとがおおい。
そんなところを歩くな、といわんばかりの鈍感である。
めくれたり、はげおちたりする箇所もある。

政治とは税金のつかいかただときいた。
実際は、
つくったらつくりっぱなし。
利用者はほしがっているのだろうか。
ありがたいと感じているのだろうか。
つかわれているのだろうか。
この視点が欠けている。

政治とは税金のつかわれかたである。
それはつかわれかたを検証して、
はじめて是非を問うべきものではあるまいか。
福祉の名のもとに、延伸すればそれですむ問題じゃない。
posted by 細野不巡 at 07:37| ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする