2016年08月03日

志田病院と六花亭

六花亭はむかし帯広千秋庵といった。
志田病院には児童のころに扁桃腺の切除手術をし、
入院した。

かぜをひくと発熱する、
そのたびに扁桃腺は腫れた。
気を紛らすためでもあったのだろう、
母親は、
ちかくの六花亭(帯広千秋庵)にわたしを連れていく。
母親がただたべたかったからなのかもしれぬが。

おきまりは、
ホットケーキとなぜかトマトジュースであった。
2階のパーラーはひろく、
ゆったりしていた。
なぜトマトジュースであったのだろう。
トマトの赤があまりにあざやかであったのか。
塩味がホットケーキの甘さとマッチしたのか。
いまもってわからない。

ホットケーキは2枚であったか、
3枚であったか。
バターがとけて、
たっぷりの蜂蜜(シロップ?)をあるだけかけた。
もしかして皿までなめたのかもしれない。
そんな息子を母親はたしなめたのか、
たしなめなかったのか。
贅沢であった。

ちなみに扁桃腺の扁桃とはアーモンドのことをいうらしい。
posted by 細野不巡 at 08:40| おいしい帯広 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする