なぜニッポンでは「ほめる」という行為がこんなにもむずかしいのだろうか。
この邦ではほめられて育った人は圧倒的に少ないのではないだろうか。
所作に対して、
「すばらしいですね」と言っても、
「そんなことありません」
と即座に否定される。
とくに女性にこの傾向が強いようにおもわれる。
なぜ、
「すばらしいですね」
のひと言に、
「ありがとうございます。これからも精進します」
と返せないのだろうか。
よけいなお世話に過ぎないのだろうか。
こちらとしては、
ただ感じたことを伝えただけでほめるつもりではない。
けれど否定されるとそこで会話が止まってしまう。
残念におもう。
自信が持てないからなのか。
関心がないのか。
あるいは、
ただ面倒くさいだけなのか。
いずれにしても、
ほめられた経験が少なすぎる。
その経験値が圧倒的に低い。
それが根底にひそんでいる気がしてならない。

