奴隷とは。
この問いにこたえられるひとはすくない。
が、
奴隷的とはなんぞや。
この問いにはこたえられそうである。
みわたすと奴隷的なふるまいがいたるところにあるからだ。
奴隷的というのは奴隷のふるまいをしていながらそれに無自覚をいう。
サービス残業
誤魔化しが奴隷のあかしである。
単身赴任
なぜ家族とはなれてくらさなくてはならないのか。
その不自然さに無自覚ではなかろうか。
いずれも、
「しょうがない。」
この嘆息がでてくる。
ひとはそれらの事柄にたいして、
奴隷的なふるまいで応対している、
といえまいか。
きみは奴隷だ。
そのとおり。
奴隷でけっこう。
むしろ奴隷になりたい。
奴隷のほうがらく。
奴隷の意味は問うまい。
わかりっこないから。
ただ奴隷か奴隷ではない。
決め手はどこかにある。
奴隷でけっこう、
とは所詮、
奴隷になったことがない。
奴隷について無知だからいえる。
わたくしとて奴隷はしらない。
すべてが奴隷的なふるまいでしかない。
奴隷をしるひとは、
奴隷的な態度に敏感である、
とはかぎらない。
奴隷への前兆を知っているともかぎらない。
現代の奴隷はきづかぬうちに進行する悪性腫瘍のような癖をもつ。
悪性腫瘍とはいえ細胞の変異。
それも生物にはちがいない。
ゆえに厄介である。
魯迅、灯火漫筆におもう
https://fujunsports.seesaa.net/article/2016-12-23.html
2025年11月02日
2025年10月26日
ハラスメント
ハラスメントというカタカナを持ちだせるようになって、
まるでいままでの鬱憤を一気にはらすかのように、
さまざまなハラスメントが語られるようになった。
ハラスメントで語られるいぜんからハラスメントは限りなく続いていたのであり、
解決策はおざなりであった。
いやがらせ、
いじめ、
ではだれも動かず、
ハラスメントをもちだすやいなや、
土深くうもれていたものが顔をもたげる。
ニッポンは自力で問題を解決できないのではないか。
だれかがいった。
そうなのか?
自力で問題を解決しようと考える勢力があまりにとぼしいだけではないのか?
そんなはずはない、
と思ってきた。
が、
みわたすと、
解決へ導く訓練らしきものはない。
解決しなければならない問題はなにか。
それすらも水に流している。
はたして解決するつもりはあるのだろうか。
訝(いぶか)ってしまう。
解決策をみつけなければならない。
この逼迫した感情の発露すらみかけない。
いじめやいやがらせの当事者になってはじめてその冷酷さを知る。
これを繰返すばかり。
嫌なことをされたらその嫌なことを人にしない。
それだけで連鎖は止まる。
いじめは犯罪。
美輪明宏さんはおっしゃっている。
この一言がどれほどの沈黙を破っただろう。
犯罪と名指されたその後、
社会はどう応えたか。
名指しの力にたよるだけで応答の責任をはたしていない。
まるでいままでの鬱憤を一気にはらすかのように、
さまざまなハラスメントが語られるようになった。
ハラスメントで語られるいぜんからハラスメントは限りなく続いていたのであり、
解決策はおざなりであった。
いやがらせ、
いじめ、
ではだれも動かず、
ハラスメントをもちだすやいなや、
土深くうもれていたものが顔をもたげる。
ニッポンは自力で問題を解決できないのではないか。
だれかがいった。
そうなのか?
自力で問題を解決しようと考える勢力があまりにとぼしいだけではないのか?
そんなはずはない、
と思ってきた。
が、
みわたすと、
解決へ導く訓練らしきものはない。
解決しなければならない問題はなにか。
それすらも水に流している。
はたして解決するつもりはあるのだろうか。
訝(いぶか)ってしまう。
解決策をみつけなければならない。
この逼迫した感情の発露すらみかけない。
いじめやいやがらせの当事者になってはじめてその冷酷さを知る。
これを繰返すばかり。
嫌なことをされたらその嫌なことを人にしない。
それだけで連鎖は止まる。
いじめは犯罪。
美輪明宏さんはおっしゃっている。
この一言がどれほどの沈黙を破っただろう。
犯罪と名指されたその後、
社会はどう応えたか。
名指しの力にたよるだけで応答の責任をはたしていない。
2025年10月23日
気づき
原子爆弾もコロナワクチンも「気づき」によってもたらされた。
あなじ空気を吸い、
おなじことばをしゃべる。
似たような環境ではぐくまれるもの。
おなじような発想であり、
おなじような生活態度である。
似たような空気圧のなかで、
それまでになかったことや物をみつけることは至難である。
ある現象をおもいつく。
再現をこころみる。
が、
うまくいかない。
手順をかえてみる。
なにもかわらない。
あるとき手順どおりにやったはずなのに、
変化がおこる。
手順どおりのはずが、
手はずをちがえた。
あたらしい素材のおおくはこのように産まれるのではあるまいか。
まちがいは予想外ゆえ。
「気づき」とはひとの思考の道端に咲く花なのかもしれまい。
あなじ空気を吸い、
おなじことばをしゃべる。
似たような環境ではぐくまれるもの。
おなじような発想であり、
おなじような生活態度である。
似たような空気圧のなかで、
それまでになかったことや物をみつけることは至難である。
ある現象をおもいつく。
再現をこころみる。
が、
うまくいかない。
手順をかえてみる。
なにもかわらない。
あるとき手順どおりにやったはずなのに、
変化がおこる。
手順どおりのはずが、
手はずをちがえた。
あたらしい素材のおおくはこのように産まれるのではあるまいか。
まちがいは予想外ゆえ。
「気づき」とはひとの思考の道端に咲く花なのかもしれまい。

